MK様 LeD11rs/Cst

 
音抜け・しなり・木目の良いイングルマンスプルースを選びました


裏甲材)固く音抜けの良いインディアンローズウッド


胴材)固く音抜けの良いインディアンローズウッド


ヘッドにアゲハ蝶のインレイを貝で施すので適した貝の選定


インレイに使用する貝と胴材

2023年4月 今西

制作工程


製作者 小林大作氏のサインと表甲完成年月日(この後細かいところまで仕上げます)


低音から高音までバランスの良いサスティーンある音を想像できます


アーチ具合が絶妙です


ロゼッタはシンプルデザインです


ブレーシングには木目の詰まったマホガニー材を使用


裏甲アーチ具合が絶妙です


音抜けバランス色合いなど全てに満足できる材が非常に少なくなっている現状を肌で感じるこの頃です


新たな工法で製作


ネックジョイント部


胴尻ブロックはいつも通り、穴を開けても強度が保てる手の込んだ手法で製作


表甲・裏甲・胴


(左側)MK様

同時進行で山弦「小倉博和」さん使用し緑のギターで有名になり、緑色が珍しくアロエヨーグルトのCFで小池徹平氏の使用でさらに有名となりました。
それから数十年後に小池徹平様モデルのご注文頂きました。

2023年6月  Leadman 今西 健

製作工程


インドローズウッドのトリプルオーのサイズのギターの裏板をサイドに接着しています。
GOバーという伝統的な接着方法で胴組をします。


表裏側のバインディングの溝を作った後のインドローズギターです。


ポーラアバロン、グリーンアバロン、レッドアバロン、アバロン、白蝶貝、ゴールドパール、アワビの7種の貝から作りました。
アゲハチョウのインレイができあがりました。


ネック材のマホガニーの荒削りです。目の真っ直ぐに通った良質な材です。


ヘッドプレイト(それぞれインドローズ、ホンジュラスローズを貼り合わせ、スロテッドヘッドへの加工の準備ができました。


ネックヘッドの加工が始まりました。トラスロッドの溝も竿の中心に加工済みです。


アゲハチョウのインレイの埋め込み前になります。


インドローズのギターのダブテールジョイントが出来上がり、膠で接着します。


トラスロッドを埋め込み、黒檀の指板の位置が決まりました。


ギター全体を研磨して綺麗に木目を整え、塗装にはいります。
インドローズウッドのギターです。

ヘッドにはアゲハチョウのインレイが綺麗に入り、指板にはアバロンの伝統的なスノーフレイクのポジションマークが5〜15フレットに渡って入っています。

2023年08月吉日
製作者 小林大作氏 より

完成


イングルマンスプルーストップにインディアンローズウッドボディー
最も耳馴染みのある音を奏でる材料でOMタイプを製作、早いフレーズの演奏にも音の立ち上がりが良く演奏に音が遅れることなくついてきます。勿論音色・音量バランスは最高級です。


オーナー様のアゲハチョウのデザインを基に7種類の貝を使用して作り上げたヘッドインレイです。
光を当てると色合いが変わり眺めているだけでも落ち着きます。


左)6弦側 右)1弦側

 
ヘッドにアゲハ蝶のインレイ
ヘッド裏にK.Countryロゴ、精悍なヴォリュートを削り出しています。

 
ポジションマークはスノーフレークスアバロン貝で埋め込み、トリムにへリングボーン、ロゼッタはアバロンマルチでシンプルデザインです。
ネックヒールは常にかまぼこ形でハイポジションの演奏性を高めています。

 
杢目の整ったしなりのある材で鳴りは良い感じです。ピックガードは数種類から選ばれた物です。
胴材も杢目の整った張りのある音を出す良い材です。
最近杢目の整ったしなりの良い材料が少なくなっているので、良い材で作れて良かったです。


飾りを入れないネックジョイント部、最高の出来具合です。

 
製作者 小林 大作氏のラベルとK.Countryのラベルです。
ストラップピンを取り付ければ完成です。


OMスタイルのギターで各弦の音色・音量バランスが完璧なギターが出来上がりました。
新たな手法で作り上げられた今回のギターは、落ち着いた大人の感じを醸し出しています。

2023年9月 Leadman  今西

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